
伊万里焼とは、伊万里津から出港したやきものの総称。大川内山の藩窯は正式には鍋島焼です。赤、黄、緑のみの三彩で上絵付けしたものが鍋島焼の特徴一つ。古伊万里・有田焼はそれが五彩、七彩となるものもあります。
鍋島焼は藩の権威をかけて焼かれただけに、すべてに一流を求められました。江戸の絵師に、当時流行の江戸小紋、能装束、歌舞伎衣装などの図柄を描かせ、それを大川内山の職人に渡して学ばせたといわれています。
鍋島藩窯公園

鍋島焼は将軍家や幕府の重要役職、大名など限られたところへ贈られ、制作工程も藩が厳重に管理して一般には流通しなかったため、数も少なく骨董的価値も非常に高いものとなっています。
関ヶ原の戦いでは西方(豊臣)についた九州の小藩である鍋島藩が改易も転封もされず江戸期をのりきったのは鍋島焼という特産品が藩の外交に一役買ったのかもしれません。
鍋島焼の中にも幾つかの種類があり、おおよそ三つに大別されます。

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呉須だけで絵柄を描きまとめたもの。しっかりと輪郭を描いてからその内側を塗りわけるので、他の染付に比べてキリっとした印象があります。

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呉須や赤絵で輪郭を描いてからその内側を赤、黄(きび)、緑(もよぎ)で上絵付けします。多くの色を使っているようですが、実は3色の上絵しか使っていないのが色鍋島の特徴です。

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鍋島の隠れた名品。美しい青磁釉を器の全体ないし一部にかけ、染付・色絵をほどこすこともあります。中国の砧青磁を手本とした青みがかったものと、交壇官窯青磁を手本とした緑がかった貫入(ひびに見える仕上げ)のものとがあります。





